大きな花束が部屋の中に入ってきた。
僕がびっくりしていると、花束の向こう側で「こんにちは」という可愛い声が聞こえた。
なんだ。小さな女の子が大きな花束を抱えて、僕の部屋に入ってきたんだ。
そういえば、花束の下の方に可愛い足が見える。
僕は、「どうしたの? 顔を見せてよ」とその女の子に言うと「恥ずかしい…」という声が聞こえた。
「そのお花どうしたの?」と僕が聞くと、「私、お花の国から来たの。花占いが出来るから、このお花の中からどれかを選んで」と言った。
僕は目についた白いお花を引き抜くと、その女の子が「きゃー!」と叫んだ。
「いったいどうしたの?」と僕が聞くと「私、これからあなたと大恋愛をすることになりそう」と言った。
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