柿泥棒って昔のマンガでは見かけるけど、実際にはもういないんだろうなあ。
最近の子供がそんな危険をおかしてまで他人の庭の柿をとるなんて思えない。
なんて考えているとちょうど目の前に柿がたわわに実った木があった。
それで僕は小学生になって塀に足をかけ、柿に手を伸ばした。
すると家の中から「こらー。どこの悪ガキ!あなた。ちょっと外に出て注意して」と妻の声がした。
それで僕は上着をはおって、家の外に出てみた。
すると小さな柿泥棒はもうずいぶん先の家の角を曲がりながらこちらを振り返って
「やーい。悔しかったらここまでおいで!」と言っているところだった。
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