山手線で、今日はやたらと天使がたくさんいることに気がついた。
そしてその天使達はみんな手に天使には似合わない銃を持っていた。
浜松町につくとその天使達はいっせいに降りて、羽田行きのモノレールに吸い込まれた。
僕はそんな予定じゃなかったのだけど、天使達といっしょにモノレールに乗り込んでしまった。
するとモノレールの中は僕以外は全員天使だった。
人の良さそうな天使が僕のことをちらちら見ているので「あの、この列車は天使の貸し切りなんですか?」と聞いてみた。
すると彼が「君は天使じゃないの?」と言った。
僕はこれはちょっとまずいかなと思って「今は天使の修行中なんです」とでまかせを言った。
すると天使が「君はどうやって戦うの?」と言った。
僕が答えに困っていると天使がこう言った。
「どうやら事情を知らないみたいだね。僕らは幻想世界が好きだから現実と戦うんだ。君は次の駅で降りた方がいいよ」
そして天使が笑った。
気がつくと僕は浜松町の駅のホームで立っていた。
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